23回目(29県目) 栃木 日光東照宮 文化圏2 化け灯篭

文化圏の2強の一つ!

国指定重要文化財

唐銅灯篭


俗称は『化灯篭』


一見 ごく普通の灯篭ですが


昔、この灯篭に火を灯した所

怪しげな姿に見え

夜警の侍が斬りつけたと言われる

刀傷が70数ヶ所

受け皿と笠に残っています。

ただの笑い話・・・に思えますが、
「ただの灯篭」だと我に返る間に、70数回切り結んだ。

もしくは、あり得ない硬さに負けず 何度も挑んだ。

はたまた、全く気付かなかったのか。

そんな侍こそ、化け物みたいなもんだ。素敵。

どうであれ、何であれ、刀も侍も大好きだ。
刀匠であれ、勿論大好き。



もう一つの文化圏の目玉。

世界遺産 大国殿 宝形造

立派に造り 世界遺産に恥じない・・・かは分かりません。
私には学も感性も欠けていますので。


大切なのは刀があるのか、その一点。


大太刀 無銘(号太郎丸)

南北朝時代の作で当社に奉納されたもの。
当社第一の宝刀 祢々切丸に次ぐ大太刀につき太郎丸と称す。

全長2m70cm、重量7.2kg

ちなみに祢々切丸は、日光 二荒山神社のご神刀。
正式には 山金造波文蛭巻大太刀
(やまがねづくりはもんひるまきのおおだち)


祢々という妖怪・・・もしくは巨大な虫(鳴き声:ネーネー?)を
退治したとされる刀。

自ら鞘走って妖怪を斬った

ひとりでに刀が鞘から抜け、妖怪を斬った

そんな担い手要らずの、自動追尾刀も 太郎丸くらいの大太刀。
恐怖だ。あな恐ろしや。




さすがに7.2kgは・・・奉納用の刀でしょうか。
これに血の錆びがついていたら、刀以上に持ち主に恐れを抱く。


二荒山神社 何としても見たかった2つが見られて満足。