一人旅18回目(24県目) 長崎 雲仙地獄

改めて今いる場所は雲仙

辺り一面から漏れ出す煙
恐山を彷彿させます

地獄周辺の植物って聞くと、パックンフラワーとかですね



地獄巡りスタート


既に恐山が霞むほどの煙。
そして広範囲、濃い硫黄臭。

火事!?( ゚Д゚)

見紛うほどに高く昇る白煙


邪見地獄

邪見とは、人を妬む醜い心のこと。

この温泉のお湯を飲むと、夫婦や友達の間で生じた
嫉妬心による不和を解消する、と言われている。

ところが実際には強酸性の源泉で、とても飲めるものでは無い。

捨てられません、悩め苦しめといった所です。

邪見地獄も凄いですが、火事と間違える白煙は

すぐお隣の地獄

覆い隠す白煙

源泉らしい所も確認。
邪見でなくても、飲み下せない。

大叫喚地獄

現在、最も活発な噴気活動をしている一帯。

雲仙地獄の一番高い所にあって、白い噴気は30〜40mにも上がります。
ゴウゴウという噴気が、地獄に落ちていく亡者の絶叫のようにも聞こえ、
この名前が付きました。

噴気は120℃もの高温水蒸気で、硫化水素ガスを含み、
強い硫黄の臭いを漂わせています。


30〜40m ヽ(゚Д゚)ノ

ふと頭をよぎった言葉。

天を覆い地を舐める

恐山では噴出と書いていましたが、あれは漏れ出す程度でした。
音も「シュー」とか可愛らしいものでもなく、
本当にゴーゴー 轟いています

セメントみたいに白く濁っている池。
白く濁る温泉の、まさに源泉。

触れたところから溶けてしまうんじゃないでしょうか。

恐山の静かな死地と違い、アトラクション染みたスケール。
雰囲気は恐山、観光は雲仙。

大叫喚を抜けて、長い道へ

途中見かけた岩。
岩の下に、これまた白い池があって

その影響か、岩の色素も殺げ落ちている模様。

アチラコチラから白煙噴気

争いが起こったら、こうなるのか

こうもならないのか。

真知子岩・・・誰だ

お糸地獄

その昔、島原城下で大変裕福な
生活をしていたのに、密通をした挙句、夫を殺してしまったお糸という女。

お糸が処刑された事にこの地獄が噴出したので、
「家庭を乱すと地獄に落ちるぞ」という戒めを込めて
この名前が付けられたそうな

今のご時世、結婚も離婚も軽々しいので問題ないでは・・・

ゴポゴポ噴きだす源泉


大叫喚に並ぶ白煙

やっぱり結婚は偉大です。軽々しい離婚は駄目です。
うん、軽々しい綺麗な字面ですね

脈々と地を這うパイプ

源泉を

汲み上げ、温泉に向かっているようです。

小地獄温泉館は、雲仙最大、1日約440tの湯量を誇ります。
温泉館の上方にある源泉から直接湯を引いていますので、
循環させない天然温泉をご堪能いただけます。


極々単純に、1日約440t以上の湯量がここに眠っていると。

恐山を見るに、地獄も枯れてしまうのでは・・・。

近くに「湯の花温泉」があるけれど、実は「湯の花」ってよく知らなかった。


湯の花


温泉の不溶性成分が析出・沈殿したものを指す

高温で湧出した源泉が大気に接触すると、温度差による
冷却(溶解度の減少)、溶媒成分の蒸発、酸素との反応などにより
源泉中の温泉成分や混在していた物質の沈殿が発生する。
この不溶性沈殿が湯の花である。


析出物沈殿物は、粒子状になって浴槽の底に沈んだり、糸状になって
浴槽内を漂ったり、浴槽の壁面や湯口に付着する。
浴槽内を漂う湯の花は汚れと誤解されることもあるため、
注意書きを掲示している温泉施設もある。

また、湯の花は、温泉地においては温泉成分の沈殿物のみならず、
硫黄鉱山原石粉砕品、源泉湧出地の石粉砕品、
噴煙等粘土かぶせ湯花(別府温泉・奥塩原温泉が有名)、
蒸気が付着したものなど多数の可能性がある。

八万地獄

人が持っている八万四千の煩悩によって
成された悪行の果てに落ちる地獄のこと

知恵袋のベスタアンサーの方が回答されています(コチラ

「八万四千の法門」、「八万四千の光明」などという言葉もありますね。
また、無限に近い数を表すとき、「八百四千万億那由他」なんていう
表現をすることもあります。

確かにこれらは実数ではなく、「非常に多くの」「無数の」
「すべての」などという意味で用いられます。
仏教では多数を示す場合に、高い位の数に
 『八十四』をかけたものが使われます。

地獄には似合わない、良い天気

湯の花・・・では無い・・・ですかね?

これじゃ湯の筍だわ



いやはy、凄い白煙です。何かに活かせられないか・・・

そうだ、温泉卵

この屋台のおばちゃん、凄く愛想が悪かった。
しかも準備中。なぜ戦場に踏み入れた!

脇道から高い場所へ出た


雲仙岳って聞いても、今一ピンと来ないですが


見下ろしても、噴気が素晴らしい

満足です。眼福眼福

近くに温泉神社がありましたが

「温泉に隣接している神社」ってだけの印象

ここのメニュー食べつくせば、長崎の味が分かるんじゃ・・・
という売店

お目当てはこちらです。雲仙の温泉卵 60円

雲仙温泉では地獄谷からでる蒸気で蒸し器を使う。
少し硫黄のにおいがするゆで卵である。
付属の塩は普通の塩ではなく、温泉でできた塩を使っている。
ラムネと一緒に食べる人が多い。

これを知っていれば、ラムネも用意したのに。

ほんのり硫黄が香る気がします。
卵からか、周囲からか分かりません。
味は極々普通。 塩の違いも私には。

道路にまで及ぶ噴出

この辺りが賽の河原だったり、反対側が三途の川だったりするそうな。

清七地獄



真っ白で何も見えない



道路にまで及ぶ、というよりも。
歩道の隙間からも奮起しております


旧八万地獄

月のクレータにも見えることから、
月面地獄と呼ばれる事も


少しだけ温泉が湧き出るような、静かな地獄


予想していたより、凄く楽しかった