早朝5時、恐山に向けて出発。
むつ市街より恐山に至る恐山街道(青森県道4号)には途中、
整備された湧き水 冷水(ひやみず)があり旅人の喉を潤している。
この湧き水を1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、
3杯飲めば死ぬまで若返ると言われている。
その冷水 存在を知らなかったものでスルー。気付かなかった。
傾斜17度など、アップダウンの激しい道の先に広がる
窓を開けなくても分かる硫黄臭。
降り立つと静かで静かで、迷い込んだ気持ちになりました。
音が死んだ世界 なんて表現を聞いたことがありますが、
風音や ぽつぽつ降り始めた雨音、草木をかき分ける音 踏みしめる音。
音は在るのに、凄く遠くに感じる。
それを不気味と思わない 不思議さ。
灰色の視界、曖昧な音、安らかな不安。
死んだ気分になりました。
無感動とか、無我の境地とか。
そう言ったものを擬似体験出来る場所です。
ちなみに、Wikiでも書かれるほどの注意点。
入山前に恐山を堪能した気になりましたが、引き返さず進む。
てっきり恐山の中にあると思っていたものが、
山門のはるか手前にありました。
赤い橋と二体の像が目印の
三途川
言わずと知れた三途川
橋を渡るも何も、三途川に橋が架かっていることを初めて知りました。
しかも金銀七宝で作られている。なんて成金。
身ぐるみを剥ぐ二人の係員。
奪衣婆
民衆信仰の対象としてブームとなった奪衣婆は、こちらかな。
懸衣翁
生前の悪行を衣服を枝に懸け、しなり具合で推量する。
裸一貫は どうなることやら。
お供え物がありました。
斜めの卒塔婆って、THE・卒塔婆って感じ(?)
御対面、三途川。
右側の白い橋は 車が通行できる普通の橋。
断じて 金銀七宝で出来ていません。
宇曽利湖を眺めている時は分からなかったけれど、
水の色が 緑がかった青に近い。そして硫黄臭。
何も払っていませんが、橋を渡る。
橋はとても短いけれど、アーチが凄い!
白装束を着て ミチに沿って 沈んでいく。
強酸性の成せる業か、三途川の底は乳白色です。
この先に恐山があります
宇曽利湖だけで 満足できそう。
降り立ち、少し三途川に足を浸けてみた。
酸性は分からないが、冷たかった。
時刻は5時30分。
開山の時間を知らなかった為、とりあえず早く来ていました。
開山は6時から。後30分。
既に車が2台、約7人待ち。
福島から来たと言う 朗らかなお爺様とお話ししました。
観光も兼ねた、友人の行きたかった場所を…とのこと。
早朝福島県を出発した ・・・・それを夜中じゃ?
ここで入山券で購入し、入ります。
DoCoMo 電波入ります!
ソフトバンクは 宇曽利湖に降り立った時点では息も絶え。
どこまで入っていたかも分かりません。
奥 真っ白
時間があるので、撮ってみる。
これが何かは 知る由も無し。
この先も見てみたいな・・・と思った頃には
日本三大霊場 恐山
いざ、入山!