一人旅17回目(23県目) 青森 立佞武多の館 その3

平成10年運行
「親子の旅立ち」

市の援助を受けて立佞武多が およそ90年ぶりに市内を正式に運行
することが決まり、最初に製作された立佞武多

歴史物や歌舞伎がテーマに多い立佞武多には珍しく、
「親子の絆」をテーマに取りあげた。

高さ:22m
重さ:16.36t
電球:420個
蛍光灯:42本
人形部パーツ:23個

平成11年運行
「鬼が来た」

われわれの心の中に棲む鬼や魔を追い払うため、
勇気と知恵を持って立ち上がり、一人一人が桃太郎となって
鬼を退治しなければならないという思いが込められた。

見上げるものを睥睨するかの表情は、小さな子供が泣き出すほど
歴代立佞武多の中でも迫力満点、威圧感たっぷり。

高さ:21m
重さ:17.5t
電球:588個
蛍光灯:28本
人形部パーツ:22個

平成12年運行
「軍配」

強固な精神と情熱、故郷を愛する力でこの街を再生し、
勝ち名乗りを受けたい。そんな思いで製作された。


高さ:22.2m
重さ:16t
電球:807個
蛍光灯:44本
人形部パーツ:15個

小休止。
マタギ立佞武多の背中。

右上の骸骨は何ぞや

寝ている熊は・・・本物でない熊は可愛い

平成13年運行
「北の守護神」

景気低迷の中、街を不況の風から守り活性化させるため、
北の守り神「毘沙門天」を建立、北の大地から熱いじょっぱり魂を
発信し、新世紀の繁栄を祈念して製作された。

台座部分は改良され、福岡市のキャナルシティ博多に出展。

・・・キャナルシティが出来たのってそれくらいだっけ。

高さ:22.1m
重さ:17t
電球:800個
蛍光灯:40本
人形部パーツ:14個

平成14年運行
「白神」

私たち人間は、これまで自然界から多大な恩恵を受けて
繁栄してきたにもかかわらず感謝の気持ちを忘れ、
そればかりか自らの欲望の為に自然を傷つけてしまって来た。

今、自然界は我々を強く戒める為に牙をむき出しているのだ

由来は言わずともがな、大自然白神山地

高さ:22.2m
重さ:19.6t
電球:678個
蛍光灯:65本
人形部パーツ:28個

平成15年運行
「五穀豊穣」

欲望を追求し自然環境を破壊し続けた結果、地球温暖化
原因とする異常気象を招いた仕舞ったわれわれ人類。

昨今の長雨や冷夏が農作物に悪影響を及ぼしているが、
これは自然界からの警鐘であり、今こそ自らを諌め、
神々に感謝して「五穀豊穣」を祈願したい。

高さ:22m
重さ:17t
電球:800個
蛍光灯:40本
人形部パーツ:20個

と、運の良い事にシアター上映!

決まった時間に上映される立佞武多の歴史。
上映されれば見るけれど、待つほど・・・って気持ちだったのですが、
見てよかったです。

見に行こう! 決心しても 遠いのよね。

演出も凝ってます。怖さ倍増。

これまで過去の立佞武多の紹介をしましたが、
うろ覚えですが3基の紹介。

兎を踏みつけているように見えた立佞武多。3年目。
テーマはマタギ


マタギ


マタギは夏季は農業などを営み、冬になると集団をつくって
白神山地のような奥深い森林で数日間に渡って狩猟を行う。
狩猟の対象は主にカモシカとクマだが、カモシカの狩猟が
禁じられたため、現在では春先に冬眠から覚めた
クマを狩猟するマタギが多い。

夏、狩りの季節の前に、あらかじめ森林の中にマタギ小屋と
呼ばれる簡易な小屋を立て、ここに米などを運び込んでおく。
狩猟が始まると、ここで寝泊りして狩りを行う。
この小屋は非常に簡易なものなので、長持ちはしない。
壊れると、翌年はまた新しい小屋がつくられる。

熊を仕留めた帰り道、兎を見つけたが無益な殺生をしないマタギは、
左手で追い払おうとしている。そんなシーンをテーマにしたそうな。

向こうがに見えるのが。。。。忘れた。

覚えているのは、省エネの影響を受け
LEDを初めて使用した立佞武多・・・だったはず。
マタギは使われてないとか。

細かい演出が出来るようになったと。
いずれ立佞武多の館で紹介されるでしょう。

更に奥が、今年度製作された立佞武多

青森から見て下から攻めてくる坂上田村麻呂
一緒にいる龍には逆巻く激流が描かれており、
これが東北大地震を表しているそうな。

右側のみず色。

平成になっていい事あったの? と思ったり。

出陣時 開く橋 のした 。

以下、ざっくりと立佞武多の製作手順。