一人旅12回目（16県目）　宮崎　青島神社

目的地に近付いて、駐車場を探そうとした所で。

駐車場はコチラ
そんな看板を持ったおじさんが登場。
・・・やけに親切だ、なんて思いつつ駐車すると。

狭い駐車場。次はおぼさんが登場。

「５００円。３０００円以上商品を買ったら無料」
・・・そんなことだろうと思ったさ。
「別の所を探します」と言ったらば。

「５００円。３０００円以上商品を買ったら無料」
ＲＰＧの村人並みのリピート能力。
逃げられない。

近くの公園の駐車場は無料で止められます。
歩いて１０分かからないと思います。

料金設定もですが、駐車場が狭いので
場所によっては真後ろに車が止められ出れない、なんて事態も発生します。

何より、車の鍵はおばさんに預けます。
心配で心配で、観光に集中できませんでした。

精神衛生上、よくありませんね。

満喫・・・は出来なかった、青島神社

弥生橋(青島に架かる橋)の下には

「鬼の洗濯板」

周囲の岩盤は、新第三紀（２４００万年から２００万年前迄）海床に堆積した砂岩と泥岩の規則的互層が傾き〔走向北三十度東、傾斜二十度東〕海上に露出し、波浪の浸蝕を受け、堅さの違いにより凹凸を生じたものである。岩上には、ひびや断層が多く団塊（だんこん）や浸蝕による蜂こうがみられる。
青島の隆起海床と奇型波蝕痕　昭和9年5月1日国指定

見方によっては、ノイズが走っているような段差。

洗濯板・・・ね。
緑の服とかお胸さまとか言っちゃたから。
罰が当たるんじゃないかとヒヤヒヤ。

天然記念物として
・青島熱帯性植物産地
・青島亜熱帯性植物群落
・青島の隆起海床と奇型波蝕痕
３つを指定。

橋を渡りきり、鳥居を潜ります。

島の案内図

クルスの海でも見た恋の指令

　　　水にとける願い符

海積の祓

玉の井は御祭神社幸彦と豊玉姫が
出会われた井戸である。
周囲が海であるにも関わらず、一切塩分を含まない真清水であり、
願いを込めた願い符を流すと霊力により、
願いが成就すると伝えられている。

真っ赤な青島神社。

琉球チックに感じたり。見たこと無いけれど。

賽の目神事

「教へ給へ導き給へ」と唱へながら
神賽を振る。
出目を導きと身を正す。

北目　金；商売繁盛、開運招福
東目　厄：厄除け、災難除け
地目　学；学業成就、生業繁栄

西目　交：交通安全、旅行安全
南目　身：心身健全、病気平癒

天目　縁；縁結び、家内安全

良い事ばかりの目っていうのは・・・。

いざ、木々のトンネル。

ビロー樹

国指定特別天然記念物。
１、全島と殆ど覆って繁茂し、その数約５千本である。
２、最高樹齢は、約３百年と推定される。
３、春開花し実は晩秋に熟して落ち翌春発芽する。
４、ビロー樹の成因に次の二説がある。（漂流帰化植物説、遺存説）

行く手を阻む

その先には

青島の中央に位置する『元宮』

古くから病気平癒や婦人病に霊感あらたかとされ、
元宮に髪を結び帰るという信仰があった。

真砂の貝文

ここ青島は、２４００万年前の隆起海床に貝殻が堆積してできた島である。
従って青島の別名を『真砂島』とも伝う。

神社前の浜辺にて、真砂と呼ばれる『タカラガイ』を探し、
自身の想いと願いを込めてこの波状岩にお供えください。
悠久の時を刻み続けるこの元宮の地で、
あなたの想いは静かに息づくことでしょう。

クルスの海でも見かけた、雁字搦めの愛

天の平瓮投げ

詳しくはコチラのサイト様へ。

天の平瓮

天の真貝

産霊紙縒

古来より我が国では、万物全ての始まりは
産霊（結び）の力から生成されると信じられて来た。

紙縒の呪力には、糸、紐、綱、縄などに共通する霊的な力で
ものを結ぶ「魂結び」機能がある。
江戸時代には心を寄せる相手を想い紙縒を
神社の格子や神木に結びつけ、結婚を祈願すると言うことが行われていた。
また紙縒は水引きとして用い色の染め分けや結び方などによって吉凶の別が生じる。

ヒモの語源は「引き結ぶ」からきていると云われる。
古代には紐のことを「緒」と呼んだ。
「玉の緒」「年の緒」「息の緒」等があるが、いずれも生命に関わるものである。
不思議な力を秘めている紐の呪力は、災いや病気を除いたり
恋人に巡り逢えるように、といった願いを込めたまじないに用いられることが多い。

『万葉集』の恋の歌には紐と言う言葉が多く使われている。
例えば「白たへのわが紐の緒の絶えぬ間に恋結びせん逢わん日まで（巻１２）」
という歌があるが、この「恋結び」とはまじないの結び方の一種で
こうすれば早く恋しい人に会える「人の魂を結ぶ」方法とされていたのである。

皆さま御祈願の産霊紙縒は、願いが解けないように結びきるとよい。

文章はコチラのサイト様から。

以下、同上のサイト様より。

紫　―心身健全（病気平癒・厄除）

紫は優雅と高貴を象徴しており、直観力がさえ判断力を高めてくれ
または危険を察知、回避させてくれる力があると言われます。
交感神経の赤・副交感神経の青を混色すると紫色になります。

このバランスが崩れている人＝体調の悪い人・ストレスがたまっている人が
より紫色を好む傾向があります。
これは先出の波長の効果と共に中立な状態に戻ろうとする自然治癒力が働いて
無意識にこの色を選択すると言えます。つまり癒しの色でもあるのです。

江戸時代、体調を悪くした殿様が「紫紺」という
薬効成分のある植物で染めた紫色の鉢巻をしていました。

碧色　―生業成就（学業・勝利・仕事）

碧には開放感、希望、積極性、静寂、浄化、集中、など
より内面に向う性質があり脳細胞を活性化、思考力と知性を高め
正しい知識と判断力を授けてくれる力があります。

また内に秘めた力を引き出す力があり、副交感神経を碧で表現します。
これは高揚した神経を抑制・鎮静させる効果があり、バランスをとっています。
また、人が落ち込んだり悲しいときには、碧が心を落ち着かせてくれます。
この辺りも鎮静、浄化の効果を無意識に取り入れているからです。

黄色　―商売繁盛（金運・幸運・除災招）

黄色は「光」のイメージに最も近い色と多くの人に認識されています。
光の印象の連想から来る、生命の躍動感、上昇志向、希望、やる気、満足など
前向きで期待感のある色の心を開かせ、奮い立たせます。

実現力と想像力を高める色で何か目標を達成したいときに良いとされており
眼識、洞察力、決断力により希望、願望を実現させ金運を高めるといわれます。

桃色　―良縁（縁結・子授・安産・夫婦円満）

桃色はやすらぎ・リラックス・健康・愛・開放感・幸福を表します。
良縁は恋愛面だけではなくこれから生まれてくる赤ちゃんとも「良縁」なのです。
うまれた赤ん坊の胞を「ヘソの緒」といいますが
この緒は新たな生命力を得たことを象徴する紐であります。

そして縁あって結ばれたご夫婦も夫婦円満、仮定円満で
末永く仲良く幸せでいられるようお願いしましょう。

白色　―心願成就（その他の叶えたいお願い事）

白は、全ての光の色の波長を跳ね返す色です。
神性と純粋、真実、精錬をあらわし、願いを届け、守護霊との結びつきを強め
周囲から守ってくれるとされます。高揚・鎮静・中庸すらない色なのです。

そこには色にまつわる感情もありません。
何も考えられなくなると「頭が真っ白になった」とか「白紙に戻す」など
言葉に使われている色はまさしく何もない事を指し示している事が多いのです。

純白＝まっさらで穢れていない、混じりけのない
余分なものが入り込まない潔白性が感じられます。
また禊を行う時や、亡くなった方の白装束は
命の終わりや再生、神仏への畏敬の念を意味しています。

この由緒書。

ご神木　柞

柞の木は「結寿（ゆず）の木」とも呼ばれ、宮崎県を中心とする
日本南部地方にのみ自生する大木で、堅く粘りがあり、淡い褐色で温かみのある木肌をしている。
　その枝葉は古くから榊の代わりとして神社祭祀に用いられている。
又「結寿」の名前から縁起のよい木として箸・そろ盤の玉等工芸品などに用いられて病魔退散・不老長寿などの効用があるという伝説をのこしている。
　昭和四十九年の青島大火の際にその木肌を焼いたが今なお瑞々しくその樹勢が衰えることはない。

御神塩

塩の刺激は強いのに、
塩の味がしない！？

甘みを引き立たせる、という役目を十全に発揮してくれる塩です。

結晶は大きめだけど柔らかかった・・・ような。

「掃守神事(かもんしんじ)」

古語拾遺（こごしゅうい）には、青島神社の御祭神である彦火火出見尊・豊玉姫命夫婦のご出産に際し海浜に産屋を建てる前に天忍人命が仕えて「箒を作りて蟹を掃う」と清めたそうです。
そこから「清掃(掃き清め)」が生れました。
以来、蟹守・掃守として宮中にお仕えしたそうです。
そして、｢箒｣は「母木」となり物事を生成発展させる信仰となりました。
賽物(賽銭・供物)や持物(硬貨・お札など)を生命の母なる神水で清め、箒で掃くことで、禊となり心身健全・金運財運発展の祈願となるそうです。