一人旅11回目(15県目) 鳥取 水木しげるロード8

しげるロード7で紹介した「妖怪饅頭」屋さんの

目の前にある鬼太郎ハウス。


左上:一反木綿


ゲゲゲの鬼太郎では鬼太郎ファミリーの一員で、空を飛べることから
鬼太郎の乗り物として活躍している。
もともとは、鹿児島の大隅地方にあらわれ、干し物が風に乗って
空を飛んでいるような外見とは反対に、人の首に巻きついたり、
顔に巻きつき窒息させるなど恐ろしい妖怪として伝えられてきた。

JR境線 上道(あがりみち)駅の愛称。


写真だと御猪口にしか見えませんが、一反木綿。


右上:かみきり

人が獣や幽霊と結婚しようとするときにあらわれ、
髪をバッサリと切ってしまう妖怪。
手段はちょっと強引だが、よくない方向に進もうとしたときに忠告してくれるようだ。
話は変わるが、長い髪をバッサリと切ると「失恋でもした?」と聞く人がいるけど、

それは時代錯誤。

ただ、「ショートもいいかな?」ってノリなのです。


髪は女の命、なんて言葉がありますが。

命のように扱っているのは、男性だったりして。中年の。


下:石見の牛鬼

島根県石見地方にあらわれる、
顔が牛、体は土蜘蛛の姿をした妖怪。
むかし、石見の釣り好きの男が夜、浜辺を歩いていると
海の中から赤子を抱いた女があらわれ
「この子に魚を食べさせてください。」というので、
魚をやるとつぎつぎと魚を食べた。
女が「どうか、お腰のものも食べさせてくさい。」というので
刀をやるとそれも食べてしまった。
赤子を男に抱かせると女は海に消えその途端、
牛鬼があらわれ襲いかかろうとしたが、
男の家に代々伝わる名刀が飛んできて牛鬼を退治した。

言いたいこと、伝えたいことはただ一つ。


名刀、最高!



上:ねずみ男


自分が幸せになるためなら手段を選ばない。
ずるくて、怠け者、目先の金儲けのためなら
得意の話術で仲間も裏切ってしまう、
そんなねずみ男だが鬼太郎ファミリーには欠かせない。
鬼太郎もあきれながらも、面倒をみているのは
ねずみ男のその憎めないキャラクターにあるのかも。





ねずみ男


通称は「ゲゲゲの鬼太郎」に対して、「ビビビのねずみ男」。

半妖怪で、鬼太郎とは腐れ縁の友人。
自称・怪奇大学不潔学科卒の怪奇愛好家。
「なまけ学」なる学問を修めて博士号を取得したと嘯いており、
妖怪世界の名門校である妖怪学習院で鬼太郎と同窓だったとの説も。

人間と妖怪との間に生まれたとされるが、
ネズミだけが棲息する島になぜか人間が1人産まれ、
それがねずみ男だとする説もある。

最初は四代目ドラキュラの下男という身分で、
主人の新居を探す際に夜叉に操られた鬼太郎が営む下宿屋を見付けた。

水木はインタビューなどで「最も好きなキャラクターは」等の
質問には必ず「ねずみ男」と即答している。

「鬼太郎は馬鹿でしょう。正義の味方だから、
    スーパーマンみたいなもんだから。(中略)
 …金とか幸せについて考えないのです。
  だからねずみ男を出さないと物語が安定しないのです」と解説。

         本名は根頭見ペケペケ
(ペケペケとは水木しげるの出兵した
   ニューブリテン島のトライ族の言葉で「大便」の意味)。

ポックリ病で死んだ時の戒名は
 「伊蚊様院小悪党居士(いかさまいんこあくとうこじ)」

人間の食べ物を特に好むが、ナメクジが好物でもある。
普段は芋虫の天ぷらやガマガエルを食べたり、
人家のごみ箱をあさったりして食料を得ている。
ゴキブリもお気に入りのようでポリポリして美味いと評している。

しかし水は天然の綺麗な川の水を好み、
「都会の小便の混じった水と違って美味い」と評している。


左下:うわん

静かな夜道で突然「うわん」と大声で人を驚かす妖怪。
本来は声だけで姿は見えない。
夜道だけでなく、古屋敷でも夜、眠ろうとすると
家中にひびく声で「うわん」といってあらわれる。
そんなに大きな声なら、小鬼が走りまわっているといわれる妖怪、
「家鳴り」の音はかき消されてしまうだろう。


妖怪同士で・・・何て思うことはありません。

人間も同じじゃないですか。。


右下:油すまし

油を盗んだ人間の霊が化けたもの。
すました顔をしているのでこう呼ばれている。
明治のころ、熊本県天草の山道では、油すましが出るという噂があった。
おばあさんが孫に「昔このあたりに油すましという妖怪がでたそうな。」と話していたら、
「今でもいるぞ。」といって、油すましがガサガサと出てきたという。
鬼太郎軍団では村長さん的存在、博識で将棋好き。

盗っ人猛々しい、酒好き博打好きのおじさん。

4分割じゃ全然分かりませんが。
左上は鬼太郎たちがプリントされたTシャツが売られていたり。
お土産さんも多いです。



左下:カシャボ

紀伊(和歌山県など)の山奥に棲む。
河童が冬になって山奥に入るとカシャボになるといわれている。
6・7歳くらいの坊主頭の子どもの姿をしていて、青い衣を着ている。
頭を振るとガチャガチャと音がする。
河童同様いたずら好きで、つないでいた馬を隠したり、
牛によだれをつけて病気にさせるなど
牛馬に害を与える妖怪として知られている。
水鳥のような足跡をしていて家の戸口に灰をまいておくと、
その足跡でガシャボが来たことがわかる。

これ以上牛や馬を困らせないでください。
宮崎県のライフポイントは0よ!


右下:豆狸(まめだぬき)

「かわいい。」と水木しげるロードの中でもアイドル的な存在。
しかし、よく見るとタヌキが頭から足元にかけて何か背負っている。
これは、自分の睾丸を八畳の広さに伸ばしたもの。
小雨の降る夜に、睾丸を外套代わりにして酒を買いに出かけ、
なにか旨い肴はないものかと探している姿なのだ。
「かわいい。」といって伸ばした手、引っこめたくなりましたか?


それを知って手を引っ込めるのは、普通。
それを知って手を伸ばすのは、愛。

それを知って『から』手を伸ばすのは、変態。


左上:天井なめ

あかなめを知っている人は、天井をなめてきれいにしてくれる
お掃除妖怪だと思ったでしょう。

ところが、この天井なめは、天井はなめるのだがきれいにするのではなく、
シミをつけるというから厄介。
むかし群馬県で、この天井なめを捕まえてお城の高い天井の
クモの巣をなめさせたという話もある。
こんな風に利用するなんて、ときに人間は妖怪より恐ろしい。


またお掃除妖怪・・と思わせての登場。
この説明は、「綺麗好きも極端だと駄目」ということでしょうか。


右上:家獣

悪魔くんが妖怪と戦うとき、
メフィストとともに力を貸す、
十二使徒(じゅうにしと)と呼ばれる悪魔。


世界観がいきなり変わったような。


下:魔法陣の悪魔くんとメフィスト

悪魔くんは妖怪ではなく1万年にひとりという大天才の人間の小学生。
試験も戦争も貧乏もない世界、千年王国をつくるために世界の妖怪と日夜戦っている。
メフィストと家獣は、十二使徒(じゅうにしと)と呼ばれる悪魔で、
妖怪との戦いに力を貸してくれる。
ブロンズ像悪魔くんの台座には十二使徒を呼び出すとき
必要な魔法陣が表現されている。

1万年に一人の大天才でも、試験は嫌なのか。
何とも無味無臭な世界を目指してますね。

改めて、水木しげるロード
かっこいい絵だったので。


左上:針女

この針女は夜道にあらわれ道行く男性に微笑みかける。
そこで微笑み返したら大変、たちまち釣り針のような
かぎのついた髪に引っかかり連れ去られてしまうといいます。
別名、ヌレオナゴ、笑いおなごともいい、
濡れ女と同類といわれています。
美人に弱い男性は気をつけて。

ちょうど濡れ女を連想した所です!
・・・・そっちの濡れ女じゃないよ、本当だよ///

針で攻撃、ではなく捕まえるものだったのね。


右上:土ころび

大きなマリモのような毛むくじゃらの体から、
目のようなものがチラリと見える。
中部地方や中国地方の山間部にあらわれる土ころびは
別名すべたころびともいわれ、旅人を
道に迷わす妖怪として伝えられている。
峠をひとりで歩いていると、後ろからなにか追いかけてくるので
走り出すと、先回りして待っている、
驚いてその道を避けて通っているうちに道に迷ってしまうという。
こういうと、土ころびが悪いようだが、
ただ転がっているだけの妖怪で旅人を守る神だという説もある。


そうか、私が道に良く迷うのは

土ころびが悪さをして・・・・ごめんなさい。

迷うのも楽しいし、どうか道中お見守り下さい。


左下:初めの方で紹介したまぐろラーメン。もうじき一周です。


右下:座敷童子

珍しく人間に歓迎される妖怪。
座敷童子がいる家は繁栄し幸運に恵まれるという。
逆に座敷童子がいなくなれば家運が傾くといわれ大切にされてきた。
岩手県の遠野にある小学校では、生徒に交じって遊んでいたという話もある。
ある年齢を過ぎると、その姿を見ることはできないのは
大人になるにつれ欲深くなり、純粋に座敷童子と遊べなくなるからだろうか?

素晴らしい妖怪。でもね。

ぬ〜べ〜だと可愛らしい女の子だったんだ。違和感が拭えない。

『魚の街境港名物 

     アジのメンチカツ』1個150円

面白い形に育った大根を飾るお店。
物静かながら突っ込みに容赦ないご主人と
女傑っぷりを垣間見せる豪快な奥様が営んでいます。

注文してから揚げる為、時間がかかりますが
話しているとあっという間。話の進め方が上手です。

奥様は三重県の場所は分からないけれど、和歌山県は分かると。

・・・三重県の影の薄さは重々承知していますが、
失礼ながら、和歌山もマイナーでは・・・なんて思ったり。

「落としても3度揚げしてあげるよ」という

温かい言葉も頂き、頬張ります。

変な魚臭さは無いのに、何とも体が喜ぶ味。魚大好き♡

ようやく一息付けられました。

御主人&奥様、ご馳走様でした。

アジのメンチカツ以上に、お二人の話が美味しかったです!