一人旅11回目(15県目) 鳥取 水木しげるロード6


左上:トイレの標識



右上:ぬらりひょん

妖怪の総大将ぬらりひょん
見た目は商家の大旦那さんのような妖怪らしくない妖怪。
とくに人間に危害は加えないが、夕刻ごろに勝手に
人の家に上がりこみ、お茶を飲んだり、きせるを吹かしたりして
人が忙しくしているのを尻目にくつろいでいるらしい。
家人は忙しさのため、ぬらりひょんがいることに気づかないことが多い。


ジャンプで有名なのはお孫さんの方。

害が無いなら・・・・と許せるのも総大将の成せる技。


左下:ガラッパ

奄美大島トカラ列島に出現する
足の長いスレンダーな河童。
山や川に棲み人にいろいろないたずらをすることから、
山での怪奇なできごとはガラッパのせいにされることが多い。
悪口を言うと仕返しをされるが、ひとたび友達になると
魚がよく釣れるという。
敵に回したくない妖怪だ。


河童にも種類があるんですね。
友達になると魚が良く釣れる。

釣り好きに紹介したい妖怪です。


右下:コケカキイキイ

戦争で2人の息子を亡くし死期の迫った老婆と、
母親が薬を飲みすきため生まれながらに体が不自由な赤ん坊、
排気ガスで弱ったところを飼い主に捨てられた猫、
その猫にたかっていたシラミが期を同じくして
臨終を迎えようとしていた。
彼らの「生きたい」という気持ちがテレパシーでつながり
コケカキイキイ」という次元の異なる生物が誕生した。
自然を蘇らせ、公害をなくし、貧する者を助け、
人々の不満を食べる神のような妖怪になった。


可愛い顔して…と思ったら

素晴らしい神様じゃないですか!

一瞬「シラミって……」と思った自分が恥ずかしい。

害しかないイメージですが、やっぱり命なんですよね。

しかし私は、命と分かった上で、害なら殺しますが。

コケカキイキイ」ってどういう意味なんでしょうか。


駅前のタクシーが集まる広場。

その中心にある「鳥取県観光ガイドマップ」

その上に『恰好いい』3人組。

たぶん川や海辺の妖怪!

バナナマン日村さん? な さざえ鬼

水と無縁そうな髑髏っぽい人!

ここでも見下ろす岸涯小僧!



左上:百々爺(ももんじい)

関東地方では
「言うこと聞かんと百々爺が出るぞ。」という風習があり、
子どもにとってはナマハゲ的存在。
山奥を棲家にしているが、夜遅く人里に下りては人前に現れ、
逃げても逃げてもいることから気味悪がられている。
モモンガやムササビが人に化けたものだともいわれ、
旅人が出会うと必ず病気になるといわれている。


目と少ない髪が凶暴!

しかしナマハゲよりは・・・怖くない


右上:ぬっぺっぽう

廃墟のような寺などで
物音と死臭がするとそれは、ぬっぺっぽう
体全体が顔のようだが目鼻ははっきりしていないので
呼んでも返事はしない。
目的もなしに徘徊するだけで、とくに悪さはしないが
死者の肉の塊といわれる妖怪なのでできれば会いたくないもの。
ブロンズ像は見落としやすい場所にあるので、
こちらの方は探して会いに来てね。


駅から来た人は、広場の『執筆中の先生』やたくさんの妖怪で
見落としやすいかも。

・・・私は、他の妖怪を見落としてしまったようですが。

ぬ〜べ〜にもいましたね。肉食べてましたね。

絶対食べるもんか!


下:がしゃどくろ

野原でのたれ死にした人々の恨みから生まれた、
骸骨の姿をした妖怪。
ある野宿をした男から目に刺さったタケノコを抜いてもらい
供物で供養を受けたことで、恩返しをした話
「どくろの恩返し」が日本霊異記にある。
そのことからか、がしゃどくろの像には賽銭が供えられている。



百鬼夜行に大きく描かれていたような。
私の中では印象強い、妖怪と聞いて連想する存在。

ついつい背中まで撮っちゃいました♪

のたれ死にした人々の怨念から生まれたって言うのも、

「どくろの恩返し」なる日本霊異記なんてものがあることも

初めて知りました。調べて見ようかな。


左上:傘化け

お化けの絵を描いたことのある人は、
この傘化けを一度は描いたでしょう。
傘化けは、ばけぞうりと同様、付喪神の一種で
長年使われてきたにもかかわらず、粗末に捨てられた
器物の霊だといわれている。
今でも、使わなくなった物を捨てるとき針供養や筆供養を行う風習がある。
たたりを恐れてというより、物への感謝の気持ちを
忘れないようにするためである。




付喪神

「神さび」という言葉が、古くから使われ、
長く生きたものや、古くなったものはそれだけで、
神聖であり神々しいとされてきた。

付喪神となりうる寄り代も森羅万象である。
必ずしも人に幸をもたらすとは限らず、禍をもたらすものである。

作られて誕生して長い時間を経て
健在であり続けた器物や生き物などには、
霊魂が宿るとして「畏怖や畏敬の念を抱く」といった
習慣・価値観は、日本に普遍的に存在する。

それらを鎮めるために
建立した碑や塚や供養塔も日本各地に多数存在し、
例としては包丁塚や人形塚や道具塚などがある。

最も身近であるべきだと思う妖怪。
八百万の神といい、日本人の思想の権化ではないでしょうか。

このくらい大切に扱いたい。


右上:あかなめ

その名のとおり誰もいない夜に
掃除されていない風呂場に現れ、垢をなめる妖怪。

誰ですか、

「そんな便利な妖怪がいたら家にも来て欲しい。」といっているのは?
長い舌で垢をなめている姿を想像すると、
やっぱりお風呂掃除は自分でしたくなりますね。


あかなめの為に〜何て反論したくなりますが。
掃除は小まめに、自分で行いましょう。
やってもうらうなら、感謝の気持ちを。


左下:田の神(たのかみ)

日本全国の田畑にいる妖怪、ではなく神様。
日本人は古来から自然の中に神を感じ、敬ってきました。
豊作を祈り、収穫を喜び、収穫に感謝するお祭りが
全国各地にあるのは、形は違っても
田の神の存在を感じていたからでしょう。

現代では神力も弱まっているのではないでしょうか。
ふと思い出した時に、ご飯を噛みしめて感謝しようと思います。


右下:口裂け女

「わたしきれい?」と尋ね、「きれい」というと、
マスクをはずし耳まで裂けた口を現す妖怪。
ラジオの深夜番組から広まった、口裂け女は都市伝説として有名だが、
実は1790年代の江戸(現在の新宿周辺)でも、
この口裂け女の伝説が存在した。
都市伝説は、古今東西問わずあるんですね。


小さい頃、ベッコウ飴を持ち歩いていました。

好きだったのもありますが、怖かったですね。


何が怖いかって、いつまでも語り継がれること。
江戸時代から復活した『きっかけ』、何でしょうか。


何気ない日常・・・

違和感の無さに

違和感を感じる後ろ姿



その姿に惑わされ、『ばけぞうり』を逃してしまいました。

何と言う・・・・・・

いや、写ってる!! 手前の石にのっぺらんとした ばけそうり!!!!!

・・・・見苦しいですね。


左上:青女房

荒れ果てた古御所に棲む位の高い女官で、
ゲジゲシまゆに大きく開けた口、鋭い牙にお歯黒をつけ、
手鏡をのぞきこんで化粧をしている。
生霊となって相手にとりつき殺してしまう恐ろしい妖怪。
ブロンズ像の青女房の手鏡には
本当の鏡がはめこまれているので要チェック。

実は私、鏡恐怖症 Eisoptrophobia


・・・発狂したりはしませんが。
家には鏡はありません。直視が出来ない程度なので、軽度です。

昔に比べれば大分慣れました。

後2つあるけれど、いつになれば克服できるのだろうか。


左上は、青女房の手鏡。


右下:豆腐小僧

その名のとおり、豆腐がのった
お盆を持っている妖怪。
見た目も人間の子どものように可愛く、
とくに悪さはしないが、
そのおいしそうな豆腐を食べてしまうと

体にかびが生えるというから気をつけなければならない。


マガジンに一時期いたような・・・妖怪のお医者さんでしたっけ。

左下の写真、豆腐屋さんの目の前におります豆腐小僧

ブロンズ像も考えて建てられているんですね。GJ!


左上:大かむろ

別名たんたん坊。
タヌキが化けたものといわれ、夜、物音がして
雨戸を開けるとあらわれる巨大な頭だけの妖怪。
人を驚かすだけでとくに危害は加えない。
ブロンズ像で、踏みつぶされそうな人間と比べてみれば、
その大きさはメガトン級なのが分かる。


うん、メガトン級の大きさ。

170*4くらいの大きさかな。口の横の長さが。

驚かすだけなら、許す。許せない大きさだけれど。


右上:山わろ

水木しげるロードには2種類の山わろがいる。
この山わろは、木曽の深山に棲みエビやカニを獲って食べ、
効能は「カニに恵まれる」とある。
体は大きくわらじのサイズはなんと1m。
足跡は発見されたがその姿を見た人はない。
また、山わろを傷つけたり殺したりすると
病気になるといわれている。
もう一つの山童(やまわろ)は、道を隔てて斜め向かいにいる。


ロード5で紹介した彼は、もっとスマートだった様な。

蟹に恵まれるなんて・・・素晴らしい。
傷つけなければいいんです。
体は大きいようですが、顔は無人島にいそうな。妖怪だから無人島でOK。


下:すねこすり

とくに何もないところで転びそうになると、
それはすねこすりのしわざ。
雨の日によく出るこの妖怪は、
犬のようなかわいい姿をしていて、
急いでいる時、足の間を通りぬけ、
すねをこする。

JR境線の高松町駅の愛称にもなっている。


すねかじり=ニートではありません。

豊かな表情の妖怪です。
雨の日に出てくる・・・ですか。
傘をさす美少女に犬が纏わり、転びそうになる姿。

・・・・よくやったb

なんか潰れちゃってる!!


左下:鍛冶媼

刀造りをしている男の妻が、
刀の代金を受け取りに行った帰り道に
オオカミに食い殺され、その無念からオオカミに取り憑き、
通りかかる人々を次々と殺す妖怪になった。
ある侍が退治にいったところ、一頭の白いオオカミが率いる
群れに出会い、白いオオカミを斬りつけると群れは去り、
それ以来オオカミに襲われる人はいなくなった。


・・・白い狼はどんな関係があるのか、良く分からない。
でも、分かった。

刀鍛冶関係ないじゃん!


刀関係無いじゃん!!


水木しげる氏顕彰像

水木しげる先生の功績を讃え、
平成21年3月8日87歳のお誕生日に建立された顕彰像です。
石碑には先生の名言「なまけものになりなさい」が刻まれています。



左上:輪入道

もともと牛車の持ち主が死に、妖怪になったといわれている。
車輪の中央に坊主頭の顔、その周りは炎が燃え上がっている。
日暮れ時に町から山へすごい勢いで駆け上がり、
恐ろしさのあまり誰も輪入道を見る者はいなかったという。
ある女がそんな輪入道を見てみたいと物陰から見ていると、
人の足をぶら下げて女にこう言った。

「おれを見るより自分の子どもを見ろ。」

輪入道に引き裂かれた子どもの足だった。
好奇心も程々にという教訓である。



好奇心で被災地に訪れる偽善者ですらない迷惑者。
自己満足の鶴を折る、文字だけの手をつなぐ。

個人の世界で留めておけば、露見しないのに。


右上:河童

河童ほどポピュラーな妖怪はいない。
日本全国に出没し、その土地ならではの体験談がある。
ここ境港の竹内町に棲んでいた川太郎という河童は、
大の相撲好きで人間に声をかけては、勝負を挑んできた。
可愛い風貌に似合わず、めっぽう強かったので、
相手になった人は川に引きこまれ恐れられるようになった。
川太郎から相撲を取ろうといわれたら、頭を横に振るといい。
まねをした川太郎の頭の皿から水がこぼれ、慌てて川に戻っていくから。


河童多いなぁ〜と思いましたが。
説明文を見て、確かにポピュラーで御当地ネタがありますね。
尻小玉といい、相撲といい、皿の水をこぼしたり。
憎めないキャラクターも、好かれる要因でしょう。

ブロンズ像ばかりですが、鬼太郎の御店ばかり並んでいて楽しいです。