一人旅11回目(15県目) 鳥取 水木しげるロード3


右上:閻魔大王

幼い頃「うそをつくと閻魔大王に舌を抜かれるぞ。」と脅されたもの。
閻魔大王は極楽と地獄を行き来できるといわれ、
全ての人間の行いを見通している。
だから、どんなにうそのうまい人でも
閻魔大王の前では通用しない。
水木しげる先生が幼い頃、のんのんばあに連れられて行った
正福寺の本堂には閻魔大王が描かれた地獄絵図があり、
たびたび訪れてはこの絵図を通して、霊の世界を想像したという。



ここらで、目玉を食したいと思います。


目玉片手に写真撮りたかったのですが、
食べ歩き用には袋が無いので、指が疲れました。

球体では無いですが、なかなかの厚み。

味は・・・観光用と言うか、インパクト勝負と言いますか。
崩れない用に固められている・・・のかな。柔らかくない。
変な味はしないものの、元の味も分からない。
餡の味然り、栗の味然り。

買い上げ時に店員のおじ様に

「食べかけもいいですよ!

   残酷で良いですよ」

と言われた通り、何とも言えない気分でした。
此処に来たからには、食べておかねば。


左上:

中国大陸から渡来した龍神という海の神様。
蛇のような体に四肢を持ち、頭には角、
口には長いひげを生やしている。
龍が啼くと雷雲が起こり嵐を呼ぶ。
天に向かって昇天する姿は圧巻で幻獣のシンボル的存在。
海の町ここ境港でも、祭りごとやお神酒を供えたりして、
龍を信仰している。



右上:べとべとさん

夜道を歩いていると、
誰かに後をつけられているような気がしたことはありませんか?
ひたすら歩いているとだんだんドキドキしてくる。
それはべとべとさんのしわざ。
真ん丸い体に三日月形の口、どこか愛嬌のある妖怪だ。
ある男が夜道を歩いているとべとべとさんが後をつけてくる。
「べとべとさん、お先にお越し。」というと
「先に行くと暗くて歩けない。」というので、
男は提灯を貸してやった。
翌朝、男の家の前に提灯が返してあったそうだ。
JR境線 大篠津駅の愛称になっている。


驚かす訳じゃないんだ。可愛い。
しかし丸々身体に手は見当たらないけれど、提灯は・・・・

うん。ひぐらしのなく頃に出会いそうな方ですね。


下:寒戸の婆

岩手県遠野地方の寒戸に
風の強い日にあらわれる老婆。
この老婆は、もともと寒戸の生まれで娘の時に姿を消し、
30年以上たったある日、娘の生家に親戚が集まっているところに
突然姿をあらわしたが、すぐに去っていったという。
ボロボロの着物をまとい山姥のような姿だった。
それ以来、ここでは、強い風が吹く日には
「寒戸の婆が帰ってきそうな日だなぁ。」などといった。



・・・・この頃の「娘さん」ってどの年齢を差すんでしょう。

「娘十八、番茶出がらし」と言う言葉を調べてみました。


「人生50年」の江戸時代なら、14〜16くらいまでに嫁に行くのが理想。
17まで来るとかなりぎりぎり。18はすでに年増です。
つまり芽が出てすぐの新茶ではなく、伸びて大分経った番茶の芽で、
それももう何回も茶を出した、「出がらし」だと言う意味です。
19だと晩婚。
20超えれば、「大年増」。
20以上なら「薹(とう)が立った」と言われてしまいます。
薹とは野菜などが伸びきって、美味しくなくなった頃合のこと。

Yahoo!知恵袋「江戸時代の初婚年齢ベストアンサー」



説明を書く必要がありませんね。


左上:枕返し

寝ている間に出てきて枕を運ぶ。
枕返しがあらわれると、その家の人が病気になったり、
事故にあったり、火事になるなどの災いが起こる。
むかしある旅館に泊まった盲人の客が、大金を持っていたことを
知った宿の主人に殺された。
盲人は枕返しとなって泊まった部屋に棲みつき、
客の枕を返し、災難をもたらしたという。



・・・地獄先生ぬ〜べ〜にも出ていました。
あの枕返しは未来へ飛ばしていたような。



右上:異獣

背中まで垂れた頭の毛、人間より大きく猿に似た妖怪。
力があり、驚くほど足が速い。
むかし越後の山中で、商品を届けるために
大きな荷物を背負った竹助という男が、
昼飯の焼き飯を食べていると、
異獣があらわれ「焼き飯をくれ。」というので、
やったところ旨そうに食べた。
竹助が「明日、帰りもここを通るからまた焼き飯をやろう。」というと、
異獣は軽々と荷物を持ち、届け先の近くまで運んでくれたという。


熊?


驚かずご飯を差し出す。そんな冷静さが欲しいです。


左下:いそがし

やたらにあくせくする。
じっとしていると罪悪感を感じ、あくせくしていると妙に安心する。
これは「いそがし」が取り憑いている証拠。
日本人の気質といってしまえばそれまでだが、
この妖怪の姿を見ていると一旦、
立ち止まってみることも必要なのかも知れない。


日本代表の妖怪というか、
社会死の象徴みたいな妖怪ですね。

ぬ〜べ〜には逆の妖怪がいたような。
怠け者・・・めんどくさがりが成る妖怪。

社畜VSニートみたいなっ!


左上:ねずみ男

自分が幸せになるためなら手段を選ばない。
ずるくて、怠け者、目先の金儲けのためなら
得意の話術で仲間も裏切ってしまう。
そんなねずみ男だが鬼太郎ファミリーには欠かせない。
鬼太郎もあきれながらも、面倒をみているのは
ねずみ男のその憎めないキャラクターにあるのかも。


大正川の橋の上で寝そべるねずみ男
詳しくは、後にまたブロンズ像がありますので。


右上:こなき爺

砂かけ婆と妖怪アパートの管理人をしている
こなき爺は、本来、人を避けるように深山に棲んでいる。
どこからか赤ん坊の声がするので見つけて抱いてみると、
抱きついて離れなくなる。
その赤ん坊は50貫(188kgくらい) の重さになるというから、
ますます逃げられなくなる。
これが阿波(徳島県)にあらわれるという、こなき爺だ。
JR境線 余子駅の愛称になっている。




Wikiで見て見ました。

正体(一部抜粋)
民俗学的観点から見れば子泣き爺という妖怪が存在することは疑問。

『民間伝承』第4巻第2号の口承のあった地では、
かつて赤ん坊の泣き声を真似た奇声をあげる実在の老人が徘徊しており、
子供にとって非常に不気味な存在だったため、
子供を親が叱る際に「(その老人の名)がやって来るよ」と使われている。
そのため、実在の人物であるこの老人が
前述のような声の妖怪と結びついたか。

HPはコチラ

・・・あくまで一説ですが、変人奇人はいつの時代もいるものです。
結果的に、良い事すれば英雄傑物と言われるんですけどね、きっと。


話は飛んで、変態と言う名の紳士が最近札幌に現れましたね。
ニュースはコチラ


女子高生、全裸男に下着奪われる 札幌・北区

背後から近づいてきた全裸の男に押し倒され、
身に着けていた下着などを奪われた。

男は徒歩で逃げた。


2ちゃんねるサイトの反応はコチラ

・深夜11時に女子高生が帰宅
・真冬の札幌で全裸男
・レイプじゃなく下着だけ強奪
・走らずに徒歩で逃げる
●3月10日(木)午前0時の札幌 北区の気象情報

天気:乾雪(雪玉を作れない程サラサラとした湿気のない雪のこと)
気温:−4℃
風速:西向き 秒速2m(うちわで扇いだ時の風量)
降雪:無し

風速1m/sごとに体感温度が1℃下がると言われているので、このおっさん
体感温度−6度の中で素っ裸で痴漢行為を働いた猛者ということになる。



鬼太郎ファミリーのお爺様

・恐ろしく長生きの割には、1週間程度のことが
 辛抱できない面がある(アニメ第5作は特に顕著)。

・非常に酒好きで、酒絡みの失敗談や笑い話は数多い。

・「砂かけ婆と結婚している」という記述も見られるが、
 原作ではそれを明記した箇所は見当たらない
 (女性妖怪と戦う時にやきもちを焼かれるなど、只ならぬ仲を匂わせる
   場面は原作・アニメ共に多い)。
 むしろ砂かけ婆とは腐れ縁の関係といえる。
 アニメ第2作では、真偽は不明ながら別れた妻がいることを
 ほのめかす台詞がある。
 『妖怪千物語』では砂かけにベタ惚れ。

HPはコチラ子泣き爺 (ゲゲゲの鬼太郎) - Wikipedia



・・・長話になりました。戻ります。



左下:泥田坊

農民の父親が荒れた土地を苦労して開拓し、
ようやく米が穫れるようになった。
ところが、この息子は酒ばかり飲み、田んぼのことは一切せずに
いたものだから人手に渡ってしまい、父親も死んでしまった。
それから、夜な夜なこの田んぼから「田を返せ。田を返せ。」と
泥田坊があらわれるようになった。

JR境線 後藤駅の愛称になっている。



本気を出すのが遅いのです。


左上:鉄鼠

平安時代比叡山のある僧侶が天皇
子どもを授けるため100日間祈り続け、その甲斐あって、
天皇に子どもが誕生した。
どんな願い事でもかなえるという約束で、
僧侶は寺の設備充実を望んだが、他の寺の横槍でこの願いは
叶えられず、断食の末、恨みを残し死んだ。
その僧侶は大鼠となり、48,000匹もの鼠を率いて横槍を
入れた寺を食い荒らした。また、天皇の子も死んだという。
僧侶の怨念、恐るべし。


お坊さん強すぎる。
断食で、憎悪を糧にするとはこれ如何に。


右上:名称不明。巨大怪獣。鼻が髑髏。

店内に人形が置いてあったり、株式会社電機工業の看板が鬼太郎だったり。

目玉おやじ清めの水。

目玉がくるくるクルクル狂々

回り続ける

あの場所の紹介は明日。