一人旅11回目(15県目) 鳥取 水木しげるロード2
・・・・欲しいじゃないか。
右下はぬらりひょんや蟹坊主の仲間、
「折りたたみ○△□」・・・何だっけ
左上の『妖怪楽園』は最後の方で紹介します。
鬼太郎ラーメンとして有名なラーメン屋さん。
お店に枝垂れの木が描かれたお店など
目を引くものが多いですが、
私は左下の
「和妖折衷」に
一目惚れ。
以下、ブロンズ像ならぬブロンズ絵。
『海からこんにちわ』
『世界妖怪会議』
『妖怪学校』
宿題は無いんでしたっけ。懐かしい。
『鬼太郎の音楽会』
『かっぱあな』
あなたの周りにもいそうな、
メガネに出っ歯の人間のおじさん。
数々の水木漫画に登場し、名前はその都度違うがこの風貌は不変。
平凡で小心者、控えめな性格の彼だがなぜかいつもひどい目に遭わされる。
水木先生の貸本劇画時代の友人、桜井昌一氏がモデルになっている。
・・・角度によって与える印象が違います。
一般的には「ひょっとこ」のこと。
東北地方のかまどの神の話で、むかしあるところに、
お爺さんとお婆さんがおりました。
お爺さんが山へ柴刈りに行ったとき、
怪しい穴に柴を詰め込んだところ、
穴から美しい女性が出てきた。
お礼にとごちそうを振舞い、お土産にへそばかりいじる子ども持たせた。
家へ帰ってもへそばかりいじっているので、
火箸でへそをつついてみると金の小粒が出てきたという。
お爺さんとお婆さんは、お金持ちになりましたとさ。
ごんぼのは。(めでたしめでたしのこと)
・・・色んな話がごっちゃになってませんか。
火箸でへそってお爺・・・
怪しい穴に柴を突っ込むってお爺・・・・・!
ひょっとこ・・・酔っ払いの妖怪だと思っていました。ごめんね。
アイヌがやって来る前から北海道に棲み、
漁や狩をして暮らしている妖精。
アイヌ語で蕗の下に住む人という意味の「コロポックル」は、
蕗の葉一枚で隠れてしまうほどの小さな体で、心が優しく、
さまざまな知恵を授けてくれるという。
信頼できると思った人の前にだけ姿をあらわすので、
コロポックルに会いたい人は日ごろの行いに気をつけなければいけない。
・・・シャーマンキングを読んだせいですね。
ショックを受けてしまいました。
甲斐の国(山梨県)の寺に坊主の姿をして隠れ棲んでいた、
畳二畳敷きもある大蟹。
寺に来る住職を次々と食べ恐れられていた。
ある旅憎がその寺に泊まったとき、蟹坊主が
「両足八足大足二足横行自在両眼大差、これなんだ?」と問答をしかけると、
旅憎は「かんにん坊、かんにん坊」と答えた。すると僧の姿は消えた。
寺の裏にある池の水を抜くと、大蟹の姿をした蟹坊主と多数の骸骨があらわれ、
旅憎は蟹坊主を成敗した。
ちなみに境港は蟹の水揚げ日本一だって知ってました?
人気の理由が、ようやく分かりました。
かんにん坊、かんにん坊。
家出中の魔女で小学校に行くための
資金稼ぎに旅館で働いている。
かわいくて明るい彼女だが母親が蜘蛛のたたりで
蜘蛛人間されているという悲しい事情もある。
河童の三平の友達で三平がピンチのときに
助けてくれる頼もしい女の子。
「じゃあ、私に任せてよ。」と、今日も誰かのもとへ駆けつけている。
いい娘さんじゃないですか。
蜘蛛人間の設定がなければ・・・
柿の実を採らずに放っておくと、
柿の木がたんころりんという大入道に
化けるという話が宮城県にある。
せっかくなった実を採ってくれず、
実をつけた枝は重くなり、
種をばら撒くこともできなくなった柿の木は、
たんころりんになって町をさまようという。
宮城県発祥だそうな。
モノは大事に、有難く思わないと。
こういう妖怪は好きです。
額の真ん中に大きな目がひとつ、10歳くらいの子ども妖怪。
暗闇で突然振り向き人を驚かせたりと、
いたずら好きだがとくに悪さはしない。
いたずらをたしなめたり、文句をいったりすると必ず
「黙っていよ。」といって消えていく。
絵に描かれるときはかわいらしく表現されるためか、
どこか憎めないキャラクターだ。
王道、定番の妖怪です
美濃(岐阜県)のある村での話。
当時も堅く禁じられていた、毒を川に流し魚を捕る、
毒もみという漁をしようとしていた若者たちがいた。
そこへやって来たひとりの坊主が毒もみをやめるよう説得するが、
若者たちは体よくあしらおうと食事を振る舞い、立ち去らせた。
その後、毒もみ漁を始めると人間ほどもある大岩魚が浮かび出たので、
村に持ち帰り腹を裂いてみたところ、
坊主に振舞った食事がそのまま出てきたという。
自然に対してしたことは、必ずわが身に還ってくるという教訓。
どちらも必死。人も自然も。
丹波の国(京都府西部)にあらわれる音だけの妖怪。
大木の陰からなにやらパチパチチャラチャラと音がするので、
回りこんでみたら誰もいない。
また、どこかでパチパチチャラチャラと音が聞こえる。
計算が得意で褒めてほしいのか、
算盤の音で人の気を引きたいのかは分からないが、
姿をあらわさないのは、
きっと恥ずかしがり屋の妖怪なんだろう。
算盤出来ない、平成生まれです。
・・・平成関係無いですね。
右下:Mr.草鞋