ふと目に付いた話。

日本刀 北谷菜切(ちゃたんなきり)。指定名称は「青貝微塵塗腰刀拵 刀身無銘(号 北谷菜切)」の伝承。


「北谷の農婦が包丁を振ったところ、触れてもいないのに赤子の首を切って殺してしまった。取調べを受けたが無実を訴え、役人が試みに山羊に向かって包丁を振ったら同じく首が切れ、そこで農婦は放免された。この包丁をに鍛え直したものが、北谷菜切であるという。」


ワガテニ(屮゚Д゚)屮カモォォォン


じゃなくて、包丁を刀に鍛え直したってのが引っ掛かる。

刀身は使い込まれ大きく摩滅し、刃は切っ先部分にしか残っていない。後述の伝説があるが、実用の武器としては突き刺すことしかできないと思われる。


伝承は伝承だけどさ、鍛え直したことに何か意味があっただろうか。
包丁の方が使い勝手が良かっただろうに。



(こういった特殊な武器は、何がどこまで残っていたら能力を発揮できるのだろうか。)
(台所って家の外側に向けて壁際に作られてるイメージがあるけれど、赤子はどこにいたのか)
(斬る対象は、使用者が目視で確認できる生物限定なのか、見えなくても斬れるのか)
(目視で確認する必要がある場合、赤子に向けて包丁を振ったのか)
(生物の首限定なのか)
(素晴らしく欲しい)
(欲しい)