23回目(29県目) 栃木 日光東照宮 金ピカ



鐘楼


寛永12年(1635)に建てられ、桁行3間、梁間3間、
入母屋、銅瓦葺き、袴腰付きで陽明門に向って
右側が鐘楼、左側が鼓楼です。



一見同じ様に見えますが鐘楼の方が78体の彫刻に対し、
鼓楼には38体しかなく鐘楼の方が格式が高いと言えます。


全体的に黒と金を基調にして高欄を朱色、組物、彫刻を極彩色で
彩った華麗な造りで配置的には古い寺院形式にならって
建てられたとされ神仏混合時代の名残が見られます。
日光東照宮鐘楼・鼓楼は国指定重要文化財に指定されています。

神仏混合って日本らしいですね



陽明門(日暮らし門)


東照宮の建物に刻まれた彫刻の総数は5173体で、
陽明門の彫刻は508体あり、東照宮で3番目の多さだそうです。



また、建物は完成すると、その瞬間から崩壊にしか向かわないので、
陽明門には未完成を意味する「魔除けの逆柱」があります。


凝りに凝ってるのは分かりますが、何かこう

フジツボ見てるあの悪寒が止まらない!!!!

これはエンブレムにありそうな、見事な完成度

どこもかしくも金ぴか

精度の良いカメラで撮影して、拡大して鑑賞すると楽しいはず。

青龍、白虎、玄武、朱雀。
この四獣が多いのかな?


門の真下から見上げる。
何やら描かれています


狛犬・・・様

ようやく陰陽門を潜り抜け


献酒


そういえば、世界各国の神様やらは お酒を好むのだろうか。
日本の神々は酒盛りですよね




麒麟


形は鹿に似て大きく背丈は5mあり、顔は龍に似て、
牛の尾と馬の蹄をもち、雄は頭に角をもつとも言われる。


背毛は五色に彩られ、毛は黄色い。頭に角があり、本来は
1本角であることから、西洋のユニコーンと比較されることもある。
ただし2本角で描かれる例もある。


普段の性質は非常に穏やかで優しく、足元の虫や
植物を踏むことさえ恐れるほど殺生を嫌う。

神聖な幻の動物と考えられており、1000年を生き、
その鳴声は音階に一致し、歩いた跡は正確な円になり、
曲がる時は直角に曲がるという。

また、動物を捕らえるための罠にかけることはできない。
麒麟を傷つけたり、死骸に出くわしたりするのは、
不吉なこととされる。



[:title=唐門]


間口3メートル、奥行き2メートルの小さな門だが、
東照宮で最も重要な本社の正門。


江戸時代には「御目見得-おめみえ-」(将軍に拝謁-はいえつ-できる身分)
以上の幕臣や大名だけが使えた。

今でも唐門は、正月や大祭などの祭典のときと、
国賓に相当する参拝者だけしか使えない。



 全体が胡粉-ごふん-で白く塗られ、
門柱に紫檀-したん-や黒檀-こくたん-などで寄せ木細工された
昇竜-のぼりりゅう-・降竜-くだりりゅう-がいる。

台輪-だいわ-(柱の上をつなぐ厚い板)の上に配置された
人物の彫刻は、竹林-ちくりん-の七賢人-しちけんじん-など
中国の聖賢。



正面は「舜帝朝見の儀-しゅんていちょうけんのぎ-」。
古代中国の伝説上の皇帝、舜帝が残した
「内平外成-ないへいがいせい-」の言葉から平成の元号が選ばれた。


西の側面には七福神-しちふくじん-のなかの
大黒天、寿老人、布袋の彫刻が掛かっている。
門柱と透塀-すきべい-の境にある鶴のデザインは、
日本航空のマークでもおなじみのもの。


昇竜と降竜

御無礼をお許しください。


卑猥な顔してやがる!



最も重要な本社の正門だけあって、見事な豪華さ。



[:title=龍]

一本灯篭

対のない、珍しい単体での灯篭。

天女?