一人旅17回目(23県目) 青森 恐山 その6

地獄と極楽を経て、そういえば本殿を見ていないと気付き
   再び境内へ。

手を清める場所にいる亀

霊験あらたかな佇まいなれど。
甲羅の中にまで子供が群がっているお姿。

亀なのに鳥肌とは、これ如何に。

ここに来る前に左折し、地獄へ行きました。

地蔵殿


地蔵殿からの一望。
この地蔵殿に魂が向かうかは知りませんが、
迷わないように一直線なのでしょうか。

本殿を注視するはずが、脇道に興味が移り。

左の石段は地獄行き。

右の砂利道は 奥の院 不動王参道


改めて地獄模様に感動。


灰色から緑に早変わり。まさに別世界。異界。

石段も全くの別物。


木の根も階段のように列を成しています。

こちらが、不動明王

あっさりとした造りのように思えますが、
無駄に飾っていない分 素が伺えそう。

何をする訳でも無し、戻ります。

これから恐山を堪能しなければなりません。

地獄地帯に白い花が咲いているかと思いきや

続々とお客さんが増えている模様。
人も隠れる岩の大きさです。

列をなしている灯篭にも名前がありました

四十八燈 48個あるか数えていません!

さてさて、大本命

恐山温泉に入りたいと思います

観光客が増えてきたものの、誰も温泉にいませんでした。
集団で観光なら、地獄巡りが精一杯なのかも?

注意書きには

・長湯厳禁
・換気必要
・顔を洗わないこととあります

無人なので入っていいか不安でしたが、
駄目な時はこれらの看板が立てかけられている模様。ラッキー!

ピリピリする

これが…これが強酸性の、恐山の源泉か!


否!! 熱い!痛い! 

熱くてピリピリする!!

温泉から見える景色。地獄は遠くに見える。

効能かと思いきや、小さい風呂に新しい源泉が惜しみなく贅沢に流れ込むため、
常に温度が下がらない。熱い!

とても長湯が出来そうな温度ではありませんが、
少しでも満足できる濃度といいますか。
相変わらずの硫黄臭。

温泉の気持ちよさからか、一日ぶりの御風呂だからか。
思わず嬌声を出した所で、かつて私がそうしたように
誰かが扉を開けた。

眼鏡を外した私では性別も判定できないが、見つめ合った気がしました。
何も言わず、そっと襖を閉める御方。恥ずかしい。

折角なので、もう片方の温泉にも浸かってみる。
源泉が同じなので、違いがあるはずない。

小さい仕切りの御風呂に、薄緑に にごり湯。
こちらも熱湯で御座いました。

温泉を堪能してリフレッシュ!
ちょっと休憩したいと思います。