一人旅13回目(18県目) 愛媛 十円寿司
・・・あれ? まだ今治城の写真が
( ̄ー ̄)ゞ
ついつい魅入る、桜。
何でも無い所で咲き誇り、愛でる頃には散りゆく。
「サクラ」と一括りできない種類の多さ。
そして、突然変異しやすく、受け継がれにくい。
人間みたいだと、私は感じます。
愛でられる人間ばかりでは・・・とも思いますが。
生まれた時ですら、祝福されない人もいますし。
愛されなかったということは、
生きなかったことと同じである
誰かの言葉。
どう捉えるか、何を思うか。
閑話休題。
我慢できず近くにあったスーパーで購入
出来立ての香りに誘われた
イワシハンバーグ
海を眺めてきたので、海の幸が恋しくなりました。
豆腐ハンバーグのような食感。
魚臭さが無いので食べやすいですが、
折角なので、もう少しイワシらしさがあると嬉しかった。
勿論、これだけでは足りないので。
昼食に選んだのは
昔ながらの食堂! ってイメージのお店。
開店時間もきっちりしていないようで、
急にお休みになることもあるとか。
開店30分前に車を止め、近くのコンビニで時間を潰し。
開店10分前には気付いてもらえたのか、早めに開店して下さりました。
ありがとうございました!
回転していないお寿司は、人生で2度目。
ちょうど1ヶ月前に、初めてを///
目玉にしてオススメ、代表のメニューは
『1貫10円のお寿司』
25貫 250円という驚きの安さ!
・・・色んな種類を一杯食べたい。
だからバイキングが好き。
1貫10円、理想のお寿司ですよ!!
「10円寿司とお吸い物でいいね」
他県ナンバーが開店前から居座っていれば、
お目当ても分かるのでしょう。
お願いします、と注文し、周りを見渡す。
お洒落とは縁遠い、シンプルなカウンター席。
私は勿論、こちらの雰囲気の方が好き。
座敷はこちら。
簡素な造りで狭いお店。
チェーン店にはない居心地の良さが、確かにあります。
私はカウンター席の一番右へ。
黒電話!
目の前には醤油。
これを付ければいいのかな。
溢れんばかりの愛火!
黙々と 大きな手で 小さな寿司を握る御主人。
早い。丁寧な動作なのに、めちゃ早い。
見惚れる時間も無く、
完成した10円寿司
(〃´・ω・`) 小さくって、可愛い
10円玉を一回り大きくしたくらい。
もしかしたら、500円玉といい勝負かも。
出来上がりを見て分かる、1貫1貫の丁寧さ。
たかが10円、されど10円の仕事は、さすが職人です。
こちらも出来上がった、お吸い物
10円寿司 250円。
吸い物 200円。
合計450円でこのお料理。
・・・ちなみに、時代の流れに逆らう、
昔懐かし(税別)の表記です。ご注意を
(* ̄∇ ̄*)
8種類?
艶々してて美味しそうなネタ
正直、『安かろう悪かろう』も覚悟していましたが、
臭みは無く、自然な弾力、瑞々しさ、舌触り、味。
美・味・し・い( 。-_-。)ポッ
お吸い物は、だしは薄口で味っ気がないと思いましたが。
つみれに惚れました
魚の骨も砕いてまして、魚介の旨みを堪能できます!
ざらざら、サクサクといった食感も楽しい。
魚臭さが無いのに、旨みが凝縮。
解しながら飲むと、最高だったんでしょう。
小さくとも25貫、お腹を程良く
満たしてくれます。
・・・・テヘヘッ(*゚ー゚)>
いやはや、1皿で本当に満足できますよ。
私はよく食べる方ですし、縁が合う時に、ね。
2皿目も手早く握って頂けました。
一つ一つ人の手と言う効率の悪さ。
それをマイナスとは、私は思いません。
口コミで皆さん書かれている通り、
『市場で値のつかないような小さな魚や
地物の魚などを安値で買い取り、
そのため握りも小さくなった』
パフォーマンスやウケ狙いじゃない、
多くの人に食べてもらう努力。
この日はそういったお金の話も少し耳にしましたが、割愛。
湿っぽい話を、改めて美味しいと思い直させる、まとめ方。
御主人&奥様の話術。素晴らしい。
地元のお客さんも数名入られ、皆さん10円寿司とお吸い物。
高齢の御主人、愛されている分、少しでも長く、健康に営んで頂きたい。
(調理場の包丁の)写真を撮っていいですか? と聞いたら
くるり と背中を向けられた御主人
拒まれた! と思った瞬間、男の背中を撮れと言うことか!!と解釈し
「撮りますよ〜」と念を押して確認。無言のまま同じ体制。
きっと、その解釈でよかったんですよね、御主人。
最後になりましたが、お寿司はバラつきがあります。
御主人が一つ一つ握るので愛嬌ですが、
きついワサビが、紛れてます。
ツーン! が引いた後、
最度ツーンッ!が押し寄せる。
嫌な辛さでは無いですが、子供には厳しいかも。
御主人&奥様、どうかお体を大事に、長く愛されます事を。
ご馳走様でした。