一人旅12回目(17県目) 鹿児島 のぼる屋
宮崎県と鹿児島県の境目から
本格的に鹿児島県へ投入
雨雲は影も見当たらず、良い天気。
薄ら見えるのは、桜島でした。
目指した場所は、
昭和22(1947)年創業の
鹿児島市内で最古のラーメン屋。
メニューはラーメンのみ。
鹿児島ラーメンの元祖と言える
1000円のラーメンを注文・・・するまでも無く、席を案内され
漬物を頂きました。大根の漬物。
大根らしさを損なわず、でも沢庵のような食べやすさ。
シャキシャキ食感が楽しめるお漬物。美味しい。
狭く、厨房が目の前。
それがいい!と声を大にして言える
素晴らしい雰囲気のお店。
時代を感じさせる写真がいくつかありました。
作りものでも、歴史的な写真でも無い、
ありふれた日常の、ちょっとだけ古い話。
天才バカボンの色紙。
ブラウン管から聞こえる野球の解説を聞きつつ、静かにラーメンを待つ。
訂正。シャキシャキ食べながら待っていました。
並々に盛られたラーメン登場!
チャーシュー、ネギ、豆もやし。
3つのシンプルな具材。
博多生まれ、連休で帰省する程度の私の世界は貧相で、
博多ラーメン=福岡ラーメン=九州ラーメン
なんて、頭の悪い認識を持っているだけに。
あっさりした豚骨には違和感を覚えましたが、2口目には霧消する美味しさ。
イメージしやすい味は、喜多方で頂いた「坂内食堂」。
置かれていた調味料を入れてみました。
これがとても辛い!
置かれている一味唐辛子なんて目じゃない、汗が噴き出る辛さ。
久しぶりに辛いと感じた。
チャーシューは適度な歯応え。
辛さを紛らわす為、大根のお漬物を完食。
「お代わりいりますか?」の声に是非と返し。
頂いたお代わりには、見慣れないお漬物。
以前九州のどこかでは「西瓜の皮を漬物にして食べる」をと紹介していたような。
もしかして、西瓜だったのかな。
奇抜な味はせず、食感と微かな塩味のお漬物でした。
食べながらポツポツお話ししたところ、三重県から来たと伝えると。
鹿児島よりは震源に近いから、気をつけなさいと。
察するに、『気を張り詰め過ぎるな』だと解釈し受け止めました。
県外から来たお客さんには、桜島の写真と
みかん、ポンタンアメをお土産に頂けます。
まだまだ健康に、この味と雰囲気、温かさを。
のぼる屋様、ご馳走様でした。